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特集 新型コロナウイルス感染症と作業療法
子どもに対するコーチングを用いた遠隔作業療法—Cognitive Orientation to daily Occupational Performance(CO-OP)を中心に
Tele-occupational therapy using coaching for children: Focused on Cognitive Orientation to daily Occupational Performance(CO-OP)
塩津 裕康
1
Hiroyasu Shiozu
1
1中部大学
pp.42-45
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202839
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Key Questions
Q1:そもそもテレヘルス(遠隔作業療法)とは何か?
Q2:なぜ遠隔作業療法でコーチングが必要か?
Q3:どのようにCO-OP用いて遠隔作業療法を実践したのか?
作業療法プロセスには「サービス提供モデル」を決定することが含まれる.たとえば,直接介入,間接介入(コンサルテーション等),対面介入,遠隔介入等である.
2020年(令和2年)4月の第1回緊急事態宣言中に,筆者は放課後等デイサービスに通う読み書きが苦手な子どもに対して,Cognitive Orientation to daily Occupational Performance(CO-OP:コアップ)を基盤とした遠隔作業療法を実施した1).これは厚生労働省より,障害福祉サービスの提供の継続性の観点から,市町村が認める場合には事業所での支援を避け,利用者の居宅での代替サービスの提供を臨時的な取り扱いとして認めるという通達2)があったこと,そして岐阜県飛騨市の臨機応変な対応により遠隔作業療法というサービス提供モデルを選択することができた.
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