学会・研修会印象記
第8回全国介護・終末期リハ・ケア研究大会 広島 2021
浅井 美穂
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1全国介護・終末期リハ・ケア研究会
pp.1520
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202813
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「全国介護・終末期リハ・ケア研究会」の研究大会が2021年(令和3年)9月11日に広島で開催された.今回で第8回目となる本大会は中国労災病院 治療就労両立支援センター所長の豊田章宏先生が大会長となり,「ええ人生じゃったよ!」というテーマで,来場・web参加での開催準備が進められてきた.しかし,COVID-19の感染者増大の影響により,web参加のみの開催とする等,社会情勢の急な変化に対応しながら無事開催に至った.
オープニングメッセージとして,全国介護・終末期リハ・ケア研究会の壹岐英正会長により研究会の「これまで」と「これから」の話がなされた.リハは右肩上がりに機能をよくすることを目標にすることが多いが,右肩下がりになる人々の命に対してどのようにかかわるべきかを思い悩み,茨城県立健康プラザの大田仁史先生が「終末期リハビリテーション」や「介護期リハビリテーション」という言葉を提唱した.この大田先生を顧問とし,2013年(平成25年)に研究会が発足した.研究会の活動は年1回の研究大会,年2回の研修会が行われている他,「終末期リハビリテーション」を理解しやすいよう構造化し,実践につなげているとのことであった.
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