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第15回作業療法ジャーナル研究助成・研究結果報告
芝崎 律子
1
1神奈川県立麻生養護学校
pp.1184
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202709
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第15回作業療法ジャーナル研究助成をいただいた「特別支援学校で働く作業療法士に必要とされる力」の結果報告をさせていただきます.
今回の研究では全国の10都道府県,3市の特別支援学校で働く34人のOTの方々にインタビューをさせていただくことができ,OTが特別支援学校で自身の専門性を活かしながら子どの日常生活や学習活動の充実を目指し,教員と共に子どもの支援を行っていることがわかりました.特別支援学校で常勤として働くOTを「内部専門家」,特別支援学校で非常勤講師として働くOT,特別支援学校に外部専門家としてかかわるOTを「外部専門家」として結果を比較したところ,「内部専門家」は教員からの幅広い相談に対応しながら校内での多岐にわたる業務にかかわるジェネラリストとして,「外部専門家」はそれぞれの専門性を活かし,児童生徒への支援や研修講師等の業務を中心にスペシャリストとして働いていました.
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