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第11回作業療法ジャーナル研究助成・研究結果報告
石井 まなみ
1
1柳原リハビリテーション病院
pp.1172
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201885
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このたび,「脳卒中後片麻痺患者の能力を引き出す作業療法カウンセリングの効果研究」に研究助成をいただき実施した.研究の目的は,回復期病棟に入院する脳卒中後片麻痺患者に対する作業療法カウンセリング(以下,OTC)が,患者自身の生活機能へどのような効果をもたらすか検証することである.
研究方法は準ランダム試験で,対象は2016年(平成28年)4月からの1年間に回復期病棟に入院した脳卒中後片麻痺患者であり,口頭説明と同意書による同意が得られた40名を対象とした.そのうち関連病院に入院した患者20名は対照群とした.成果指標はMini Mental State Examination(MMSE),片麻痺機能検査,Functional Independence Measure(FIM),インタビューガイドによる主観的評価バッテリー(片麻痺機能検査,FIM)とした.統計解析はRコマンダーver. 2.5-3を用い,有意水準は5%未満とした.
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