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特集 高次脳機能障害児・者のライフステージに応じた作業療法
—青年期—青年期にある高次脳機能障害者に対するリハビリテーション
Rehabilitation for patients with higher brain dysfunction in adolescence
山本 正浩
1
,
浦上 裕子
1
Masahiro Yamamoto
1
,
Yuko Urakami
1
1国立障害者リハビリテーションセンター病院
pp.1025-1029
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202664
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Key Questions
Q1:青年期の作業療法で特に留意すべきことは?
Q2:障害の自己認識を深めるための働きかけはどこまで必要か?
Q3:家族・学校・職場との連携は?
はじめに
人生の発達段階の中でも,子ども時代から大人時代への過渡期に当たるのが青年期である.将来の進路を決定する時期であり,心理面でも不安定になりやすい.青年期にある高次脳機能障害者に対してはそのような面へ配慮しながらリハを進める必要がある.本稿では,青年期を16歳前後の義務教育を修了した辺りから22歳前後の大学を卒業し社会人となる年齢と想定し,国立障害者リハビリテーションセンター病院(以下,当院)における高次脳機能障害に対するリハについて,特に回復期の患者への対応のポイントを交えながら紹介する.
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