昭和の暮らし・第53回
誌上展示4:日常の暮らし—ちり紙置き
市橋 芳則
1
1北名古屋市歴史民俗資料館
pp.516
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202520
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人が暮らしていく中で欠かせない設備に便所・トイレがある.
便所に置かれている道具は,さほど多くはない.その一つが用を足した後に拭き取るための紙.現在はロール式のトイレットペーパーが主流であるが,便所が和式の汲み取り式だった時代には,ちり紙,落とし紙といったものが使われていた.中には,新聞紙をクシャクシャに揉みほぐして使っていたという思い出を語る方も多い.
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