Japanese
English
実践報告
作業療法士による排泄ケアアドバイザー活動の実践
Support by the expert occupational therapist as the continence care adviser: a practical approach
細川 雄平
1
,
津江 尚幸
2
,
山下 惣平
3
,
西村 卓也
4
,
三浦 亜純
5
,
武久 洋三
6
Yuuhei Hosokawa
1
,
Naoyuki Tsue
2
,
Souhei Yamashita
3
,
Takuya Nishimura
4
,
Azumi Miura
5
,
Youzou Takehisa
6
1平成リハビリテーション専門学校
2山口平成病院
3東浦平成病院
4泉佐野優人会病院
5多摩川病院
6博愛記念病院
キーワード:
作業療法士
,
排泄ケアアドバイザー
,
アンケート調査
Keyword:
作業療法士
,
排泄ケアアドバイザー
,
アンケート調査
pp.311-316
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201646
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Abstract:【目的】専門資格を有したOTが行う排泄ケアアドバイザー(以下,アドバイザー)活動の実践を報告するとともに,その有用性を評価する.【対象・方法】平成医療福祉グループ関連施設22病院で排泄リハに従事するOT,PT 121名に対して,アドバイザーによるスーパービジョン(以下,SV)を行った.また,アドバイザー活動についてアンケート調査を実施し,SVを受けたOT,PTの排泄リハの取り組みや意識の変化,SV後に行った患者への下衣形態や在宅復帰率を評価した.【結果】アンケート調査の結果,アドバイザー活動の取り組みに対して,対象者の9割が「よかった」と回答した.SV後の担当患者は,尿道留置カテーテルやおむつ離脱につながり,約5割の患者が在宅復帰した.【結語】OTによるアドバイザー活動を,OT,PTに対し行うことで,OT,PTの排泄指導の力量が上がり,患者の下衣形態や在宅復帰率が改善する可能性が示唆された.
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