学会・研修会印象記
第1回コグトレ研究会研究大会
松田 均
1
1岩手医科大学いわてこどもケアセンター
pp.1362-1363
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201542
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人はどのように世界をとらえているのだろうか.自分が理解しているように周りの人も理解しているのだろうか.目の前にいる人はどのように感じているのだろうか.このような命題に私たちは日常的に,あるいは仕事の上で常に向き合っている.感覚,知覚,認知という次元を,空間的,時間的に分析し企画し提供することが求められる.
認知(cognition)という概念についてもさまざまであろうが,高次の機能という概念では一致する.注意,記憶,言語,感覚知覚,判断推論等というカテゴリで分けられ,日常生活における活動の不都合のあり様を考えるときのランドマークとなる.ある意味,学習とは認知の向上を図っていくことであると考えると,認知そのものに対するアプローチは重要である.
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