提言
作業は生きている
大庭 潤平
1
Jumpei Oba
1
1神戸学院大学
pp.1004-1005
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201434
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日本作業療法士協会の作業療法の定義が変わりました.定義の改定は,1985年(昭和60年)に策定されて以来の33年ぶりのようです.この33年間,日本も世界もその社会情勢が変わり,作業療法も変わってきたと思えば,作業療法は新たな岐路に立ったのではないかと感じています.新しい作業療法の定義には,「作業療法は,人々の健康と幸福を促進するために(以下省略)」とあります.註釈の一つには,「作業療法は『人は作業を通して健康や幸福になる』という基本理念と学術的根拠に基づいて行われる」とあります.とてもわかりやすく,そして格調高い言葉になったと思います.そして,この定義の通りに作業療法が実践され発展ができればと心から思っています.
今回,「提言」の執筆依頼をお受けしたとき,今,私が考えていることを書いてほしいといわれました.何を書けばよいのか,何を書きたいのか,とても難しい課題でした.今,私が感じ,考えている,思っていることを雑感として書きます.
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