Japanese
English
研究
二次医療圏における高次脳機能障害支援マップ作成の試み
Creating a community resource map for persons with cognitive disorders after brain injury in the secondary medical area
大熊 諒
1
,
渡邉 修
2
,
石川 篤
1
,
山本 一真
1
,
中山 恭秀
1
,
安保 雅博
2
Ryo Okuma
1
,
Shu Watanabe
2
,
Atsushi Ishikawa
1
,
Kazuma Yamamoto
1
,
Yasuhide Nakayama
1
,
Masahiro Abo
2
1東京慈恵会医科大学附属第三病院
2東京慈恵会医科大学
キーワード:
高次脳機能障害
,
地域連携
,
支援マップ
Keyword:
高次脳機能障害
,
地域連携
,
支援マップ
pp.1057-1062
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201071
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Abstract:当院は,2012年(平成24年)より二次医療圏の一つである北多摩南部医療圏の高次脳機能障害支援拠点病院として機能している.高次脳機能障害者の支援において,長期的な視点に立った医療機関と地域資源との連携が不可欠である.しかし,スムーズな連携が行えていない現状も多く報告されており,医療機関と地域の情報不足は課題である.今回,北多摩南部医療圏域の地域連携を促進するツールとして,高次脳機能障害支援マップ(以下,支援マップ)を作成した.地域資源を整理し情報提供を行ったことと,支援マップの開発を通して実施した活動により,地域連携を深めることが可能となり,当院への高次脳機能障害関連の新患者数増加につながった.また,実際に支援マップを活用したことで,連携を行ううえでの課題となっている「情報不足」に対応し,「顔の見える連携」や医療と地域の「双方向的な連携」を行うことが可能となった.
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