Japanese
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実践報告
英国The Oliver Zangwill Centreでの研修報告—高次脳機能障害に対するリハの実際
Observation's report at The Oliver Zangwill Centre, the UK:Rehabilitation for cognitive dysfunction
大山 望
1
Nozomi Oyama
1
1潤和会記念病院
キーワード:
英国
,
高次脳機能障害
,
神経心理学的リハビリテーション
Keyword:
英国
,
高次脳機能障害
,
神経心理学的リハビリテーション
pp.1063-1066
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201072
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Abstract:2015年7月6日〜9月25日,英国のThe Oliver Zangwill Centre(OZC)にて,高次脳機能障害に対するリハの研修に参加した.OZCでは,1クール少人数を対象としたグループセッションと個人セッションを合わせた18週間のプログラムが組まれており,高次脳機能障害を有した脳損傷者がおのおのの社会に戻るためのサポートが行われている.Y-shapedモデルを核とした包括的な神経心理学的リハにより,クライエントの「生活の質」の向上を目指す.注意や記憶,遂行機能等の認知機能やコミュニケーション,感情や行動,身体機能等,多方面の視野を含めたアプローチを展開し,リハ効果の追及にも力を入れている.これら根拠のあるリハの実践や包括的な介入,家族や地域とのつながり方等は,日本においても,高次脳機能障害患者の介入にあたって参考にすべき点は多いと考える.
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