昭和の暮らし・第6回
ヘチマ
市橋 芳則
1
1北名古屋市歴史民俗資料館
pp.534
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200941
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古くから,ヘチマやヒョウタン等,身近で栽培できる植物を暮らしに活かすことは,普通に行われてきた.ここでは,栽培が容易で,昭和時代に家庭でつくられることも多かったヘチマを取り上げる.
ヘチマは漢字で「糸瓜」と表記され,細長く,キュウリを太らせたようなプロポーションである.おおむね40〜60cmほどの果実で,ほぼまっすぐに伸びる実もあれば,C字状に曲がった,ひねこびた印象のものもある.
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