昭和の暮らし・第70回
誌上展示21:インスタントコーヒー登場
市橋 芳則
1
1北名古屋市歴史民俗資料館
pp.1210
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203177
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日本人がコーヒーや紅茶を自宅で気軽に飲むようになったのは,昭和30年代半ばごろ.インスタントコーヒーやティーバッグの紅茶が市販されるようになってからだと聞く.
1950年(昭和25年),戦時下で途絶えていたコーヒー豆の輸入が再開され,ネスレのインスタントコーヒー「ネスカフェ」も輸入開始となったが,当初は連合軍を通じて飲用されるのみであった.輸入品のインスタントコーヒーが一般市場に出回るのは1956年(昭和31年)からである.
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