講座 リンパ浮腫と作業療法・第2回
リンパ浮腫複合的治療の理論と治療選択
吉澤 いづみ
1
,
安保 雅博
2
Izumi Yoshizawa
1
,
Masahiro Abo
2
1東京慈恵会医科大学附属病院
2東京慈恵会医科大学
pp.402-406
発行日 2017年5月15日
Published Date 2017/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200906
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はじめに
近年,早期診断と治療の進歩によりがんの生命予後が延長し,乳がんや婦人科がん等の術後の二次的後遺症として発症するリンパ浮腫への関心が高まり,リハの果たす役割とその必要性が注目されている.リンパ浮腫は,薬物療法では治療効果を得ることは困難であり,重症化すると重篤な後遺症となり,見逃すことはできない.また,2016年度(平成28年度)よりリンパ浮腫における複合的治療の保険適応が決定し,今後,さらにリハへのニーズが高まっている.
今回は,リンパ浮腫複合的治療の理論と治療選択について述べる.
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