Japanese
English
特集 重度脳卒中者への作業療法
重度脳卒中者とその家族に対する福祉用具の活用と住宅改修
Utilization of the technical aids and home improvement for a person with severe stroke and the family
岩谷 清一
1
,
福井 正樹
2
,
前田 哲
3
,
山田 麻和
4
,
土中 伸樹
5
Seiichi Iwaya
1
,
Masaki Fukui
2
,
Satoshi Maeda
3
,
Mai Yamada
4
,
Nobuki Donaka
5
1永生クリニック
2訪問看護ステーションひばり
3在宅支援センター 甲州ケア・ホーム
4長崎北病院
5養和病院
pp.322-328
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200530
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Key Questions
Q1:医療機関や訪問リハでの在宅支援のポイントとは?
Q2:環境調整の提案と家族への介護指導のポイントとは?
Q3:環境調整を実際に行ううえで必要となる視点や対応とは?
はじめに
重度脳卒中者とその家族が在宅生活を継続するためには,本人の心身機能,家族等の介護者,家屋環境,経済状況等の要因に多職種で介入しながら,残存能力の活用と家族の介護負担を軽減し,生活の質の向上と社会参加を促していく支援が必要となる.
本稿では,重度脳卒中者とその家族が地域でよりよく暮らしていくために,福祉用具の活用と住宅改修といった環境調整を行ううえでのポイントについて,事例を交えて紹介する.
なお,重度脳卒中者の“重度”とは,障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)の「寝たきり」に分類されるランクBとランクCとした註).
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