Japanese
English
特集 地域包括ケアシステムの中でOTは何ができるのか
介護予防・日常生活支援総合事業と作業療法
Preventive/everyday living support comprehensive programs and occupational therapy
谷川 真澄
1
Masumi Tanikawa
1
1有限会社なるざ
pp.1000-1007
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200357
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Key Questions
Q1:介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)とは?
Q2:総合事業におけるOTの役割とは?
Q3:総合事業の各サービスでのOTの介入方法(MTDLPの活用)とは?
はじめに
10年後,団塊の世代と呼ばれる人たちが,75歳以上に入る2025年を見据えた地域包括ケアシステムは,市町村が中心となって地域の多様な支える力を結集させ,地域の自主性や主体性に基づき,それぞれの特性に応じてつくり上げていくもので,2017年度までに新しい総合事業へ移行を進める必要がある.国は先行して効果を出している市町村の好事例を示しながら,早めの移行を奨めており,2015年度(平成27年度)に入って各市町村は慌ただしくなってきている.このような国,行政の大きな動きの中で今,作業療法への期待が高まっている.そこで本稿では新しい総合事業の解説とOTのかかわり方に加え,具体的な参画例を紹介し,その必要性を述べる.
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