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第9回作業療法ジャーナル研究助成・研究経過報告
塩津 裕康
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1専門学校 ユマニテク医療福祉大学校
pp.950
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200342
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第9回作業療法ジャーナル研究助成を受け,昨年度から研究を進めております.本研究のテーマは,「食事遂行技能の観察項目の選定に関する調査研究」です.既存の食事評価法は,食事動作と嚥下が別々の評価であることや,遂行の質の評価より診断的意味合いが強い評価がほとんどです.そのため,作業療法に役立つ,食事動作と嚥下の遂行度を包括的に評価できる評価法の作成を目指しています.
その第一歩として,評価法の観察項目を選定するために,ICFやさまざまな評価法(McGill Ingestive Skills Assessment,Assessment of Motor and Process Skills等)や文献を参考にしたうえで,共同研究者と共に観察項目を抽出しました.大きくは,食事を口腔内に取り込むまで(Feeding Skills),口腔内に取り込んでから(Oral Skills)の2期に分け,それぞれにMotor Skills(Feeding:9項目,Oral:6項目)とProcess Skills(Feeding:10項目,Oral:9項目)を設定しました.
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