連載 リハのためのニューロダンス・第1回【新連載】
発達障害をもつ子どものためのニューロダンス
橋本 弘子
1
Hiroko Hashimoto
1
1藍野大学
pp.361-366
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100099
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
ニューロダンス???
それもそのはず,この名称はダンス時の脳の働きに着目し,各疾患のリハにダンスを役立てようと,リハビリテーションニューロダンス研究会(代表:宮口英樹)が新しく考えた名前である.言い換えると,脳と心からみたダンスといえるだろう.
さて,ニューロダンスについて今回から3回にわたってシリーズでお送りする.1回目は「発達障害をもつ子どものためのニューロダンス」,2回目は「認知症の方のためのニューロダンス」,3回目は「精神科疾患をもつ方のためのニューロダンス」である.リハの一つとしてダンスが効果的であると感じている方,しかし,その効果をなぜ引き出せたのかと考えている方,そしてダンスをどのように提供したらいいのかと悩んでいる方にとって,このシリーズがニューロダンスの新しいスタートになればと思う.
まずは,このシリーズを通して取り上げるニューロダンスについて説明したい.次に今回のテーマである「発達障害をもつ子どものためのニューロダンス」について,ダンスの治療的要素と疾患の特徴を脳機能と関連させながら述べたい.
Copyright © 2013, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.