特集 世界に発信できる日本の作業療法教育のあり方
コラム:作業療法学生の心を育む―プレイバックシアターワークショップを通して
小森 亜紀
1
1劇団プレイバッカーズ
pp.330
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100087
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はじめに
プレイバックシアター(以下PBT)は,台本なしの即興劇である.観客の実際の体験をコンダクター(司会者)がインタビューし,数人のアクター(役者)がその場ですぐに劇として再現する.PBTは人の心をより柔らかく,豊かにすると,私は考えている.これまで,小学校から企業までさまざまな場面で,PBTは心を教育する手段として活用されてきた.
この1年,作業療法学生やOTに向けてワークショップをする機会に恵まれた.そして,PBTはOTが人の心に向き合い,成長を目指す場として適していると実感した.ここでは,最近のワークショップ例を紹介する.
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