特集 身体を使った対話“演劇”がケアになる
プレイバックシアターにはなぜ「癒し」があるのか
奥田 かおり
1
1北海道医療大学看護福祉学部福祉マネジメント学科
pp.480-485
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201342
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演じる「対話実践」との出会い
プレイバックシアター(以下PBT)とは、ある人の日常で起こる体験をインタビューし、その場で「劇」として再現する即興劇の一手法である。他者の日常の一場面を一生懸命に聴き、演じ、そしてそれを観た観客がそれぞれの人生の中で起こった出来事の意味を考える。そうして内なる対話を生みだし、同時に癒しを得る。
最初は単純に「PBTのワークショップは楽しい」と思っただけであったが、学べば学ぶほど奥が深く、実践者としてスキルアップすることには難しさもあるものの自分の人生が豊かになったと実感している。
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