Japanese
English
研究
あんでるせん手芸における新人作業療法士と経験のある作業療法士の活動分析の比較
Comparison of activity analysis between novice occupational therapists and expert occupational therapists
山根 伸吾
1
,
白岡 幸子
2
,
清水 一
3
,
花岡 秀明
1
Shingo YAMANE
1
,
Sachiko SHIRAOKA
2
,
Hajime SHIMIZU
3
,
Hideaki HANAOKA
1
1広島大学大学院
2西広島リハビリテーション病院
3広島大学
キーワード:
活動分析
,
あんでるせん手芸
,
質的研究
Keyword:
活動分析
,
あんでるせん手芸
,
質的研究
pp.186-193
発行日 2013年2月15日
Published Date 2013/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100052
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Abstract:目的は,新人OTと経験のあるOTの活動分析を比較し,違いの有無を確認し,その違いの特徴から,経験のあるOTの技能について調査することである.新人OT 9名,経験のあるOT 7名から得た,あんでるせん手芸の活動分析レポートをデータとして,質的に分析を行った.結果,両者に共通して15の3次カテゴリが抽出され,3つの3次カテゴリ「活動の難しい部分」,「活動を通した評価」,「活動を通した経験」は経験のあるOTのみから,6つの3次カテゴリ「趣味活動として適応可能な活動」,「個人で行う活動」,「必要な身体構造」,「難易度の低い活動」,「段階づけ」,「事前の確認」は新人OTのみから抽出された.経験者では「活動の難しい部分」の把握が,「活動を通した評価」という実践的視点と技能に影響していると考えた.また,両者において同様の事柄においても異なる解釈をしている可能性が示された.
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