Japanese
English
研究
折り紙・ビーズ細工における新人作業療法士と経験のある作業療法士の活動分析の比較
Comparison of activity analysis between novice occupational therapists and expert occupational therapists(Part Ⅱ)
山根 伸吾
1
,
白岡 幸子
2
,
清水 一
3
,
花岡 秀明
1
Shingo YAMANE
1
,
Sachiko SHIRAOKA
2
,
Hajime SHIMIZU
3
,
Hideaki HANAOKA
1
1広島大学大学院
2西広島リハビリテーション病院
3広島大学
キーワード:
活動分析
,
経験者
,
質的研究
Keyword:
活動分析
,
経験者
,
質的研究
pp.83-91
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100394
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Abstract:本研究の目的は,新人作業療法士と経験のある作業療法士の活動分析を比較し,違いの有無を確認し,その違いの特徴から,経験のある作業療法士の技能について調査することである.新人作業療法士9名,経験のある作業療法士7名から得た,折り紙・ビーズ細工の活動分析レポートをデータとして,質的に分析を行った.結果,あんでるせん手芸の活動分析(第1報)の結果から見いだされた「経験者は『活動の難しい部分』を把握し『活動を通した評価』を行っている」,「経験者は経験に基づいた『訓練時の注意点と工夫』という多様な支援技術を有する」,「経験者はクライエントが活動中に対峙する困難も『活動を通した経験』と見なしている」という知見を,本研究の結果は支持していると判断した.そして,新人が経験者として成長していくために学習する必要のある課題について考察した.
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