追悼
リハビリテーションに「福祉」と「生活学」から尽力された一番ケ瀬康子先生
寺山 久美子
1
1大阪河﨑リハビリテーション大学
pp.6-7
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100002
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一番ケ瀬康子先生のご逝去を知ったのは新聞報道からでした.2012年(平成24年)9月5日(水),脳梗塞による,享年85歳と記してありました.数年前までは公的なお仕事等でお目にかかる機会が多かったのですが,ここのところ体調不良が続く毎日の由,心配しておりました.真に残念です.
「社会福祉学分野の草分け的存在,日本女子大学名誉教授」が先生の代表的肩書きでしょうか.老人福祉,児童福祉,障害者福祉等,福祉の広い分野で多くの業績があり,福祉の現場での実践も多く,また教育者としても大学・大学院を中心に主として女性の高等教育に尽力されたことは知られているところです.先生は日本の知識人の代表的な存在であり続けた方ですが,私にとっては「女性の福祉科学教育者」のモデルとして崇拝して止まない存在でした.
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