特集 看護教育の現状と将来
—インタビュー:樋口康子氏に聞く—わが国の看護教育はどうあるべきか
高橋 照子
1
1千葉大学看護学部
pp.6-16
発行日 1988年1月25日
Published Date 1988/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908470
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わが国の看護教育の現状
日米の看護教育発展過程
高橋 現在の日本の看護教育を,先生はどんなふうにお感じになっていらっしゃいますか.よく日本の看護教育がアメリカに何十年も遅れているといいますでしょう.アメリカで看護学部ができたのが1909年ですね.それに対して日本は1952年に高知女子大にはじめてできたわけですが,ここで43年の遅れがある.博士課程が1924年にコロンビア大学にティーチャーズカレッジができて今年で63年,日本にはまだないんですね.
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