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エンドカツターETS—フレツクス,リフレックスAEC 35
万代 恭嗣
1
1社会保険中央総合病院外科
pp.61-62
発行日 1997年2月15日
Published Date 1997/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4425900088
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内視鏡下手術においては,縫合・切離を行う自動縫合器の開発が進み,多くの内視鏡下手術が可能になりました.しかしながら,内視鏡下という限られたスペースでの術部へのアプローチの向上や操作性の向上については,どの自動縫合器も,現在もなお開発・改良が行われております.エンドカッターETS一フレックス(エチコン エンドサージェリー社製)は,この限られた内視鏡下での術野でアプローチが容易に行えるように,シャフトがアーティキユレート(左右45度)するようデザインされた自動縫合器です(図1).
従来の自動縫合器では,ジョーを開口するために要する距離が長く必要であり,特に狭い胸腔内での使用にはストレスを感じることがありました.この自動縫合器では,ジョーのアンビルを短くすることによってこの問題を解決しました.さらに,左右45度に展開するアーティキユレートシャフトによって,(1)術部への容易なアプローチ,(2)視野の確保,(3)組織を取り込む際,ほかの周辺組織を余計に押さえつけたりする必要がない,など術部へのアプローチの向上を追求しています.
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