特集2 ERスタンダード 敗血症—GLやエビデンスをふまえた実臨床でのアクションとは
【Part 1】総論
2.敗血症を疑いながら,迷わずやるべき初療アクション—初療のクオリティーが敗血症患者の予後を変える!
鱶口 清満
1
Kiyomitsu FUKAGUCHI
1
1湘南鎌倉総合病院 救急総合診療科/集中治療科
pp.534-544
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200130
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敗血症を疑ったとき,救急医や初療担当医は迅速に対応する必要がある。どのような患者で敗血症の可能性を考えるのか,病歴聴取や身体所見などと同時並行で,「採血結果や画像検査を待たずにすみやかに血液培養をとる」「時には感染源を特定せずに抗菌薬を投与する」「高齢者では,画像はある程度網羅的に行う」など現場に即した初療アクションを,時間軸を意識した図も交えながら解説する。
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