特集1 救急医療のリベラルアーツ 救急医ルートの多様性と現実解【後編】
【コラム1】フルタイムの現役救急医でありながら起業するということ
岡田 直己
1,2
Naoki OKADA
1,2
1大阪急性期・総合医療センター 救急診療科
2株式会社fcuro
pp.356-359
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200099
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筆者は救急医を続けながら株式会社fcuroを設立しました。当社を通じて,救急画像診断領域を中心としたAIシステムの社会実装を目指しています。
起業に至るには多くの課題があり,1人で行うことは難しく,信頼できる仲間を多数集めることがとても重要だと考えています。最近では,同僚の医師やエンジニアがアイデアや質問をくれる機会も多くなりました。ここからさらなるAIシステムが生まれることも,起業の大きなメリットであると感じています。
本稿では,救急医として研鑽しつつも起業したことで得られる強みだけでなく,それによる葛藤を交えて筆者の経験をご紹介できればと思います。
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