特集2 ERスタンダード 心肺蘇生—まさかの! ガイドラインが使えないとき,あっても悩むとき
【Part 2】コントラバーシャル編
6.ECPRの導入—プログラム構築/再考のためのエッセンス
藤田 健亮
1,2
Kensuke FUJITA
1,2
1済生会宇都宮病院 救急・集中治療科
2栃木県救命救急センター
pp.132-143
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200057
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体外循環式心肺蘇生(ECPR)は蓄積されたエビデンスによる患者選択の適正化,管理方法の進歩,機器の性能向上などにより,近年,心肺蘇生において重要な武器となってきている。有効性についての検討も進み,日本とは異なるシステムやプログラムにより,良好な予後を得たとする報告もある。
本稿では,ECPRに関するこれまでのエビデンスをさまざまな観点から見直し,各地域におけるECPRプログラムの構築/再考の一助となることを望む。
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