特集 感染症3
Part 6 感染管理編
23.CRBSI予防のエビデンス—費用対効果も含めて考えたい最近のトピック
森兼 啓太
1
Keita MORIKANE
1
1山形大学医学部附属病院 検査・感染制御部
pp.745-749
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901084
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血管内留置カテーテルは現代の医療において非常に重要なデバイスであり,栄養や水分の補給だけでなく,血液製剤を含む各種薬剤の投与や,血管内圧モニタリングなど,さまざまな用途に使用されている。その一方で,皮膚バリアを貫いて無菌的な血管内と外界をつなげてしまうため,血管内留置カテーテルに関連した感染症(CRBSI*1)の克服が大きな課題となる。
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