特集 不整脈2—心室性不整脈,徐脈性不整脈
【ミニコラム③】失神の診断には問診が重要—前兆なし,運動中,臥位中の心原性失神はすみやかに循環器内科へコンサルト
藤原 竜童
1
Ryudo FUJIWARA
1
1大阪府済生会中津病院 循環器内科
pp.888-890
発行日 2022年5月6日
Published Date 2022/5/6
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900983
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心原性失神と断定できない病歴であれば,自律神経性の失神として矛盾のない病歴であるかを意識して確認する。病歴のなかで,自律神経性の失神とは言い切れない部分がある場合や,本人の記憶が曖昧ではっきりしない場合は,ひとまず心原性失神の疑いとして扱い,循環器内科への紹介が必要である。本稿では心原性失神の鑑別について整理しておく。
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