特集 不整脈2—心室性不整脈,徐脈性不整脈
はじめに|不整脈診療の超専門分野でも,共同意思決定が求められている
平岡 栄治
1
Eiji HIRAOKA
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
pp.721-725
発行日 2022年5月6日
Published Date 2022/5/6
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900962
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あなたの患者さんだったら?
皆さんが外来で主治医として継続診療している患者さんには,フレイルな高齢者で「複合疾患」「多様な価値観」をもっておられる方が増えてきていると思います(図1)。複合疾患に関してはこのように,ほとんどの患者さんが何らかの心疾患をもっておられます。不整脈といえば,前号の「不整脈1」特集で取り扱った心房細動は,この複合疾患の1つとして多くの総合内科医もケアする機会があります。
一方,本特集で扱う心室頻拍(VT)は,そのような機会は少ないかもしれませんが,普段みている患者さんがVTになったときに,総合内科医は何ができるでしょうか。架空の症例をもとに考えてみたいと思います。
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