特集 内分泌疾患2
Part 1 内分泌疾患を疑うきっかけは?
5.現病歴,既往歴,家族歴から疑う内分泌疾患—内分泌疾患が見逃されやすい4つの理由
横田 健一
1
Kenichi YOKOTA
1
1聖マリアンナ医科大学 代謝・内分泌内科
pp.347-351
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900902
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key point
・内分泌疾患は,症状が多彩であったり,さまざまな臓器に横断的に症状が出現したりするため,全身の診察が肝要である。
・全身倦怠感や体重減少,意識障害,ショックなどの非特異的症状を主訴とする内分泌疾患の存在に留意する。
・高血圧や糖尿病,肥満,脂質異常症といった生活習慣病の背景疾患として,内分泌疾患の可能性に留意する。
・ホルモン値の解釈には知識や経験を要する。また正常範囲内か否かといった数値のみでとらえるのではなく,生体のシステムのなかで解釈する必要がある。
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