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特集 いまイレウスを診療する
A イレウスの診断
既往歴・現病歴のキーと腹部所見
History and physical examination in the diagnosis of intestinal obstruction
蜂須賀 喜多男
1
Kitao HACHISUKA
1
1大垣市民病院外科
pp.701-704
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900807
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ポイント:イレウスの診断では,①イレウスか否か,②機械的イレウスか麻痺性イレウスか,③閉塞の部位はどこか,④閉塞は完全閉塞か不完全閉塞か,⑤単純性イレウスか絞扼性イレウスか,を鑑別する必要がある.これらの鑑別には,各種画像所見のみならず,既往歴,現病歴,腹部所見も重要である.特にチェックする点は,既往歴では開腹術の有無,現病歴では腹痛,嘔吐,排便・排ガスの停止,腹部所見では触診,聴診所見である.
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