特集 病棟管理
Part 3 病院に与える医療経済および医療の質・患者安全への影響
【コラム④】病院経営を意識してどのように働けるか—一勤務医でも貢献できるメソッドと実例
五十野 博基
1
Hiroki ISONO
1
1社会医療法人石川記念会 HITO病院 総合診療科
pp.764-770
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900847
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病院経営は,院長や管理職のみで行うものではない。経営者は病院の進むべき方向性を示す。我々従業員は,それを目指して日々の業務にあたることで,理想の医療を継続して提供することができる。また病院経営は,経営者になったら突然できるようになるものではない。一勤務医のうちから,意識して学んでいくべきものだと考える。筆者はビジネススクールなどで経営を学び,「病院から患者さん,医療者,地域を笑顔にする」という夢の実現のためのキャリアを歩み始めたところである。
本稿では,病院経営とは何をどのように行うものなのか,そのためには何が必要なのか,そしてチームを率いる医師として,どうすれば経営に貢献できるのかを,筆者の取り組みをふまえて解説する*1。
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