特集 ホスピタリストに必要な手技
その他ホスピタリストに求められ得る手技
【コラム③】胃管留置—合わせ技で挿入位置もしっかり確認し,合併症を回避せよ
酒井 達也
1
,
井澤 純一
2
Tatsuya SAKAI
1
,
Junichi IZAWA
2
1沖縄県立八重山病院 総合診療科
2沖縄県立八重山病院 内科
pp.569-573
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900818
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経鼻胃管挿入は日常的に行われており,看護師でも実施している手技である。しかし,一定の割合で合併症が発生しており,その確率は20%程度ともいわれている1)。また,一部では致命傷となるような合併症も存在し,日本でも2015〜2018年の3年間で,胃管挿入に関連した死亡が6例報告されている2)。そこで本稿では,改めて経鼻胃管の適応と手技を確認していきたい。
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