特集 ホスピタリストに必要な手技
腰椎・関節・骨髄穿刺
15.失敗しない腰椎穿刺—正しい体位を維持し,針が常に正中を通ることを心掛ける
小森 大輝
1
,
山田 徹
2
Akira KOMORI
1
,
Toru YAMADA
2
1順天堂大学医学部 総合診療科学講座
2東京医科歯科大学医学部附属病院 総合診療科
pp.525-536
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900811
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腰椎穿刺は,ベッドサイドで実施できる簡便な検査であり,ホスピタリストにとって一般的な手技の1つである。本稿では,腰椎穿刺を成功させるためのポイントを,適応疾患,頭部CTの必要性や禁忌など,穿刺前の確認事項を含めて概説する。また,エコーを使った棘突起などのランドマークの同定方法についても述べる。あわせて,腰椎穿刺の適応がある各疾患を疑った際に提出する検査項目や髄液結果の評価と解釈の方法,穿刺後の合併症とその予防についても紹介する。
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