特集 ホスピタリストに必要な手技
ライン確保
9.意外と難しいPICC—CVCとは異なるポイントやコツをつかむ!
柏木 克仁
1
,
佐々木 陽典
2
Katsuhito KASHIWAGI
1
,
Yosuke SASAKI
2
1東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター(感染症科)
2東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター(内科)
pp.451-459
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900803
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血管内留置カテーテルは,ホスピタリストにとっては必要不可欠なデバイスの1つである。それぞれのデバイスの利点・欠点を把握し,個々に適応を判断して安全に留置する技能がホスピタリストには求められる。
本稿では,最近日本でも普及してきた末梢挿入型中心静脈カテーテルperipherally inserted central catheter(PICC)について解説する。また,カテーテル関連血流感染症catheter related blood stream infection(CRBSI)に代表される合併症や,midline catheterとPICCとの使い分けについても概説したい*1。
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