特集 内科エマージェンシー
総論(CPA+バイタルサインにかかわる異常)
【ミニコラム①】死亡診断書と死体検案書—「異状死」なのか否か? 死亡確認後の対応を整理する
本村 あゆみ
1
Ayumi MOTOMURA
1
1国際医療福祉大学医学部 法医学
pp.660-663
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900717
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
[要点]
●(外因,内因にかかわらず)生前診療にかかわる傷病で死亡した場合以外は,死体検案書を作成する。
●作成する書類が死亡診断書か死体検案書かにかかわらず,薬物や外力などの外因が死因に関与した場合(疑い含む)や,死因が明らかでない場合,入院中の予期しない死亡については,総合的な死因判断のために警察への異状死届出を行う。
●画像などの検査所見などで直接死因が推定される場合でも,原死因としての外因の関与が否定できない場合は,異状死として届出を行う。
Copyright © 2019, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.