特集 抗血小板薬,抗凝固薬のすべて
6.抗血小板薬,抗凝固薬の投与をいつ控えるべきか—血小板減少,肝障害,腎障害など出血のリスクがある場合に考慮すべきこと
恒光 綾子
1
,
笹木 晋
1
Ayako TSUNEMITSU
1
,
Susumu SASAKI
1
1愛仁会高槻病院 総合内科
pp.553-568
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900702
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循環器内科医に限らず,一般内科医でも抗凝固薬や抗血小板薬を新規に処方する機会は多い。しかし,血小板減少,肝障害,腎障害など出血のリスクとなるような合併症のため,薬剤の投与がためらわれることは臨床上しばしば遭遇する。また,薬物の相互作用や服薬アドヒアランスについても,新規処方する際に問題となる。
本稿では,我々が日常診療で直面し得るシチュエーションを例に挙げ,それぞれにおいてどのようなことを考慮して抗血小板薬や抗凝固薬を選択し,導入するかについて解説する。
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