特集 腎疾患2
【慢性腎臓病(CKD)】
【コラム⑩】膠原病に合併するCKD—腎病変部位の考え方を整理し,鑑別と治療の要点をつかむ
金城 光代
1
,
須藤 航
2
Mitsuyo KINJO
1
,
Ko SUDO
2
1沖縄県立中部病院 総合内科
2沖縄県立中部病院 腎臓内科
pp.178-186
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900519
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
膠原病は多臓器病変を引き起こす全身疾患であるが,特に腎疾患の合併は多彩であり,患者の予後に大きくかかわる病態が多い。また,若年者に発症することも比較的多く,適切な治療介入がなされずに腎代替療法が必要な状態になると,その後の人生やQOLに大きな影響を及ぼす。
本稿では膠原病に合併する腎疾患について,症例をもとに,まず腎病変部位の考え方を整理する。次に,各論としてループス腎炎,強皮症腎クリーゼ,Sjögren症候群に伴う腎病変の診断と治療の要点を述べる。
Copyright © 2018, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.