特集 老年科
【総論】
2.超高齢社会における「病院」と「医師」—地域の暮らしを支える包括的な活動の一部として
高山 義浩
1
Yoshihiro TAKAYAMA
1
1沖縄県立中部病院 感染症内科・地域ケア科
pp.597-603
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900476
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高齢化に直面する日本の医療について,戦後の医療政策の変遷を確認したうえで,「医療ニーズの変容」と「社会保障費の急増」という2つの側面から検討する。そして,地域主体の医療改革を実現する道筋を考える。
さらに,主に急性期病院の医師に求められる役割として,①生活復帰に向けた介入を早期に開始すること,②地域の医療資源と適切に連携すること,③患者の自己決定をできるだけ尊重すること,の3つのポイントを紹介する。
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