特集 緩和ケア
13.悪い知らせの伝え方—患者や家族のニーズや目標に合わせた医療・ケアのためのコミュニケーションスキル
上元 洵子
1
,
森 雅紀
1
Junko UEMOTO
1
,
Masanori MORI
1
1聖隷浜松病院 緩和医療科
pp.1055-1062
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900316
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予後不良の進行性疾患において,患者・家族が治療の選択,療養の場所や方向性の決定を行っていくうえで,①病状・治療内容・予測される経過の正しい理解,②医療者との関係性の構築,③患者/家族のエンパワーメントempowermentが重要となる。この経過において出発点となるのが,医療者による病状説明・コミュニケーションである。本稿では,主に悪性腫瘍(がん)を例に,悪い知らせbad newsを伝える際のコミュニケーションスキルについて解説する。
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