書評
がん医療におけるコミュニケーション・スキル―悪い知らせをどう伝えるか[DVD付]
垣添 忠生
1
1国立がんセンター
pp.2201
発行日 2008年12月10日
Published Date 2008/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103665
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
『がん医療におけるコミュニケーション・スキル―悪い知らせをどう伝えるか』が医学書院から刊行された.編集は内富庸介,藤森麻衣子の両氏,執筆は国立がんセンター東病院,同中央病院,聖隷三方原病院,癌研有明病院,静岡県立静岡がんセンターなど,いずれも日々がん患者や家族と濃密に接するベテラン揃いである.
患者,家族と,医療従事者との関係,特に患者と医師の間の意思疎通,コミュニケーションは医療の原点である.最近の診療現場の多忙さは危機的である.限られた時間の中で患者と医師がコミュニケーションを図ることは至難になりつつある.とはいえ,患者―医師関係を構築するうえでコミュニケーションは避けて通れない.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.