特集 血液疾患
【コラム】リンパ節生検—侵襲的な検査であり,その適応と適切な手順を理解しておく
佐々木 純
1
Makoto SASAKI
1
1順天堂大学医学部 血液学講座
pp.883-885
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900190
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悪性リンパ腫の多くの症例ではリンパ節腫大を認め,これを生検することでようやく診断が確定する。診断において最も重要な検査であると言えるが,それには適切な生検部位の決定や,検体採取・処理,そして病理医への十分な情報提供が不可欠である。また,本検査は患者の身体にメスを入れる侵襲的な検査であることをよく理解し,最小のリスクで済むように心掛ける必要がある。ここでは本検査について一般臨床医が注意すべきポイントを概説する。
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