特集 血液疾患
4.汎血球減少症へのアプローチ—想起すべき疾患の鑑別から支持療法まで
半下石 明
1
Akira HANGAISHI
1
1NTT東日本関東病院 血液内科
pp.851-861
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900186
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汎血球減少は,白血球,赤血球,血小板のすべての血球減少を認める状態である。汎血球減少は,血液疾患以外にも,肝疾患,脾腫や自己免疫疾患などでもしばしば認められる。
本稿では,汎血球減少をきたし得る疾患とその鑑別方法,さらに,代表的な疾患である再生不良性貧血aplastic anemia(AA)と骨髄異形成症候群myelodysplastic syndrome(MDS)の予後と治療について紹介する。
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