特集 呼吸器疾患2
【コラム1】喫煙と間質性肺炎—RB-ILD,DIPはめったにないが,CPFEはとってもコモン!
富井 啓介
1
Keisuke TOMII
1
1神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科
pp.270-274
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900043
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喫煙に伴って生じる呼吸器疾患は,肺癌,慢性閉塞性肺疾患(COPD)をはじめ多岐にわたるが,間質性肺炎で喫煙関連として分類されるのは,呼吸細気管支炎を伴う間質性肺疾患(RB-ILD),剝離性間質性肺炎(DIP)のみである。しかし,臨床的には気腫合併肺線維症(CPFE)が,特徴的な画像,呼吸機能,臨床像を有する頻度の高い症候群として重要である。
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