特集 ARDSの今を語り尽くす
❿ 「ARDSの“今”を語り尽くす」アンケート結果—日常の管理に関する回答者の本音とエキスパートの戦略
中島 幹男
1
Mikio NAKAJIMA
1
1東京都立広尾病院 救命救急センター
pp.114-120
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102201157
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はじめに
ここまでの本特集では,急性呼吸窮迫症候群(ARDS)について「エビデンス」を中心に解説していただきました。しかしながら実臨床で迷う事柄の多くは確固たるエビデンスが存在せず,エキスパートによる“Experience”に頼ることも多いと思います。本稿では,日常臨床でありがちな症例を提示し,エキスパートならどうするか?というExperienceに焦点を当て,「俺の管理」を存分に語っていただくべく,アンケートを実施しました。
今回はエキスパートとして竹内宗之先生(国立循環器病研究センター 集中治療部),則末泰博先生(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科 集中治療部門/呼吸器内科),片岡 惇先生(練馬光が丘病院 総合集中治療科 集中治療部門),中島幹男の回答も掲載させていただきました。他施設の医師の考え方やエキスパートの戦略を,ご自身の考えと比較しつつ読み進めてもらえればと思います。JSEPTICのホームページ(https://www.jseptic.com/rinsho/questionnaire74.pdf)には,回答者からいただいたフリーコメントも掲載しています。こちらも併せてご覧ください。
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