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第4回:Methodsを読む!:③研究デザインと結果に与えるバイアス・交絡因子:実践編
安田 英人
1,2
1鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科
2慶應義塾大学大学院医学研究科 博士課程医療科学系 臨床研究学
pp.238-245
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200374
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前回は結果に影響を与えるバイアス・交絡因子に関しての総論を解説した。
論文を批判的に吟味する際の次なる段階は,交絡因子の具体的な調整方法について評価することである。
しかしその前に,まずは論文の“Methods”からどのようにバイアスや交絡因子に関する情報を読み取り,さらにその評価方法について理解を深めるためにまず“実践編”をまとめる。
ポイントは,論文から,①どのように因果関係を読み取るか,②どのように選択バイアスを読み取るか,③どのように情報バイアスを読み取るか,④どのように交絡因子の存在を読み取るか,である。
そして次回,交絡因子の実際の調整方法などについて解説する。
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