連載 呼吸器離脱座談会
こんなときどうする“もし○○患者の人工呼吸器離脱を考えたら”2例目
古川 力丸
1
,
内野 滋彦
2
,
大庭 祐二
3
,
讃井 將満
4
1日本大学医学部 救急医学系 救急集中治療医学分野
2東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部
3University of Missouri 呼吸集中治療内科
4東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部
pp.231-236
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100520
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(前号より続く)
症例呈示
讃井 では2例目,prolonged weaning(ウィーニング遷延)の症例です。
79歳の男性。重症肺炎,ARDSの診断で第30病日,気管切開後15日が経過した人工呼吸器離脱困難の患者。急性期は敗血症性ショック,急性腎傷害も合併し,血液浄化療法を行っていたが,第25病日に離脱した。現在,人工呼吸器の離脱を目指している。CT画像上,肺の線維化が進行した所見を認め,肺コンプライアンスは不良である。
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