特集 呼吸器離脱
5.気管切開の虚像と真実―Part 2:気管切開のテクニック
武居 哲洋
1
Tetsuhiro TAKEI
1
1横浜市立みなと赤十字病院 集中治療部
pp.747-763
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100472
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
長期人工呼吸からの離脱において,気管切開の話題を避けては通れない。気管切開は,実に数千年の歴史を有する手技であるが,近年ガイドワイヤーを用いた経皮的気管切開の開発により,そのテクニックは大きな変革期を迎えている。
本稿では気管切開,特に経皮的気管切開のテクニックについて,できるかぎりエビデンスに基づき解説することを試みた。しかし,十分なエビデンスが存在しない項目も多いため,個人的見解に基づく表記は私見であることを書き添えた。なお本稿では,ガイドワイヤーを用いたSeldinger法による気管切開を「経皮的気管切開」としている。
Copyright © 2012, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.